「このおもちゃが欲しい!」とまだ自分では言えない0歳の赤ちゃん。そんな0歳児さんにはどんなおもちゃを与えればいいのだろうと迷っている方はいませんか?
そこで今回は、おもちゃコンサルタントの資格を持つライター・たむらあゆみが、“0歳児のおもちゃ選びのコツとおすすめおもちゃ3選”をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!
0歳児の発達の特徴

赤ちゃんは、生まれてから歩けるようになるまでに平均的に1年ほどかかります。その1年間、つまり1歳になるまでの間に、自分のからだの“取扱説明書”を作り上げていくのだということを軸にして、おもちゃ選びのコツとおすすめのおもちゃを3つご紹介します。
おもちゃ選びのコツ
おもちゃ選びのコツ1:一番のおもちゃは“からだ”

0歳児にとっての一番のおもちゃは、“自分のからだ”です。そして2番目のおもちゃは“パパママ(主たる養育者)のからだ”です。そのため、選ぶおもちゃもできるだけ人肌に近い自然素材のものがおすすめです。
おもちゃ選びのコツ2:原因と結果

赤ちゃんは原因と結果を見つけるのが大好き! 「〇〇すれば〜になる」と気付いたときに、知的好奇心が刺激されます。自分がアクションを起こせば、相手からリアクションが返ってくるおもちゃを探してみましょう。
おもちゃ選びのコツ3:粗大運動を促す

0歳児が歩けるようになるためには、寝返りやお座り、ハイハイ、つかまり立ちといった粗大運動を習得していかなければいけません。その粗大運動を促してあげられるおもちゃ選びをしてみましょう。
おすすめのおもちゃ3選
おすすめのおもちゃ1:布や木製のおもちゃ

人肌に近い素材のおもちゃといえば、布や木製のおもちゃがおすすめです。0歳児はいろんなものを口に入れて確認しようとするのでなめても大丈夫なものを選びたいですね。木を使ったおもちゃを作っているメーカーも探すと色々あるので、ぜひ探してみてくださいね。
おすすめのおもちゃ2:楽器のおもちゃ

“振れば音が鳴る”楽器のおもちゃがおすすめ。マラカスやラトルなどが特に人気ですよ。しっかり握ることで握力強化にも効果的です。その後は、“叩けば音の鳴る”楽器、つまり太鼓などがいいでしょう。腕全体を使うことで肩や肘の関節の発達も促してくれる可能性もあります。
ただし、叩くためのバチは咥えたりして危ないこともあるので、おもちゃの対象年齢をチェックした上で選んでくださいね。
おすすめのおもちゃ3:丸いおもちゃ

赤ちゃんが最初に認識しやすい形は丸だという説があります。目で追う遊びにも繋がるので、ボールのおもちゃをひとつは持っているといいでしょう。ボールを持ったり抱えたりして力加減を覚え、ボールを転がしてハイハイで追いかけることで、自然と粗大運動をする手助けにもなります。
今回は、0歳児の発達の特徴からおすすめのおもちゃについてご紹介しました。大切なのは、いま目の前にいるその子が“何に興味を持って何をしたいか”を、観察することです。それが何か見えてきたら、その何かを「もっとやっていいよ」と言ってあげられるおもちゃを渡してあげるといいですね。
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文/たむらあゆみ
【画像】Shutterstock:metamorworks/oatawa/polkadot_photo/leeeee77/Pixel-Shot/Kyryk Ivan/BaLL LunLa
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